日本の成人男性の3人に1人がAGA(男性型脱毛症)に悩まされているといわれています。

自分はAGAを発症するのだろうか?
もし、発症するのであれば何歳くらいでAGAになってしまうのだろうか?
治療は何歳からすればいいのだろうか?

薄毛になるのは誰だって避けて通りたいことから、AGA治療を望まれる方が増えています。その一方で、年齢が気になるなどの理由から、いつどの段階で治療を始めればいいのか悩んでしまい、治療時期が遅れてしまう人も少なくありません。

そこで今回は、薄毛治療と年齢の関係について解説いたします。

薄毛治療と年齢

親や親族に薄毛の人が多い、なんとなく抜け毛が増えている、生え際や頭頂部の毛が薄くなっていることに気付いた時、「薄毛治療をした方がいいのかな?」という思いが頭をよぎる人は多いようです。

それと同時に、「薄毛治療をはじめるにはまだ年齢が早いのではないか?」または、「もう自分の年齢では遅いのではないか?」という思いもあり、すぐに治療をはじめる人は多いとはいえません。

いつAGAが発症するのか、どのように進行していくのかには個人差があり、すごく早い時期に発症してしまう人もいれば、一生涯AGAとは無縁という人もいるでしょう。

ただ、一般的にいえば、AGAの発症率は40代から急激に増加します。年齢が高くなればなるほど、AGAに悩んでいる人が増えているということです。

しかし、年齢が若いからといってAGAを発症するのはまだまだ先だ、自分には当分の間は関係ないと思い込むのはよくありません。

10代や20代の若年層でもAGAを発症して悩んでいる人は大勢います。さらにAGA発症年齢は年々、低年齢化してきているため、年齢が若い人でも注意が必要です。これは生活環境や食生活の変化の影響によるところが大きいといわれています。

AGA発症年齢とホルモンバランスの関係

AGA発症率を年齢別にみてみると、40代を過ぎたくらいの中年期以降からぐっと高まります。

周りを見渡してみても、若い人よりも中年以降の男性の方が薄毛ではないでしょうか。しかし、若い人がAGAにならないというわけではないので、油断は禁物です。

AGAの主な原因と考えられているのは、遺伝や男性ホルモン(テストステロン)と考えられています。このうちAGA発症年齢に関わってくるのは男性ホルモン(テストステロン)です。

第二次成長期の頃から分泌量が急激に増え始める男性ホルモン(テストステロン)は、大人の男性の身体を形成するために重要な働きをするホルモンの1種です。このテストステロンは、男性の前頭部や頭頂部などの限られた部位のみで発生する5αリダクターゼという変換酵素により、DHT(ジヒドロテストステロン)という最も活性の強い物質に変換されます。

DHTは悪玉脱毛ホルモンとも呼ばれ、毛髪の発毛サイクルに悪い影響をもたらすことから、AGA発症の引き金や、薄毛進行の原因となるのです。

AGAと女性ホルモンの関係

男性だからといって男性ホルモンしか分泌しないわけではなく、女性ホルモンも分泌しています。両者がその良好なバランスを保つことで、正常な生体活動を営むことができているのです。

40代以降にAGA発症率が急激に高まるのは、女性ホルモンの減少によるところが大きいでしょう。女性ホルモンには5αリダクターゼを抑制する作用があり、テストステロンがDHTに変換されるのを自然と防いでくれていたのです。

女性が40代以降に女性ホルモンの分泌が減少して、それまでとホルモンバランスが大きく変わるために更年期障害の症状に悩まされることはご存知のことでしょう。男性の体内でも女性ホルモンの分泌が減少しはじめます。

5αリダクターゼを抑制してくれていた女性ホルモンの減少により、DHTはどんどん産生されてしまうために、AGA発症率が高まるというわけです。女性ホルモンという天然の5αリダクターゼ抑制物質が減少してしまいましたが、AGAの進行を防ぐためには何とかして5αリダクターゼを抑制しなければなりません。

その役目を果たしてくれるのがプロペシアやザガーロなどのAGA治療薬です。

AGA治療で重要なのは年齢よりも脱毛率!

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男性ホルモンや女性ホルモンなどのホルモンバランスは、AGAとは切っても切れない関係にあり、AGAの進行を食い止めるための鍵でもあります。AGA発症率は40歳以降が高いですが、個人差は顕著です。

また、ホルモンバランスの乱れは、体質や生活環境のことなどもありますので、いつ誰に起きるか予想できるものではありません。そのため、AGA発症年齢もあくまで目安であり、若いから安心するという安易な考えは辞めたほうがいいでしょう。

AGAが進行性の脱毛症ですので、放っておくとどんどん進行してしまいます。AGA治療で実際に気にしなければいけないのは、年齢よりも脱毛率なのです。

抜け毛が増えたり、以前よりも頭髪が薄くなっていることに気が付いたらなるべく早く、専門クリニックを受診して適切な治療を開始するようにしましょう。

おわりに

AGAを発症しやすい年齢はありますが、どの年齢にも薄毛で悩んでいる人はいます。

時間の流れは誰にでも平等です。しかし薄毛になるかならないかに関しては平等であるとはいえず、かなりの個人差があります。ハゲたくない!自慢の頭髪を死守したい!と思うのであれば、抜け毛というサインを見過ごさないようにしましょう。

また、AGA治療には手遅れということもありません。早期に治療を開始した人よりは時間がかかってしまいますが、効果的なAGA治療薬やHARG療法などの最先端治療で、頭髪はイキイキと蘇ることでしょう。